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VISION

美しい景色を50年先も 

世界には、人と自然が共生する美しい景色があります。そこには、人類が悠久の年月ををかけて培ってきた、自然の力を最大限に活用する叡智が結晶しています。利益追求・効率化の波に飲み込まれ失われようとしているこの景色を、私たちは、新しい価値の創造を通して次世代に繋ぎたいと思っています。
MISSION
森が育てる素晴らしい素材を発掘、届けます
人と自然が共生する美しい景色は、そこで生きる人たちに支えられています。私たちは、彼らが生み出す素晴らしい素材を価値あるものとして世界中に届けることで、彼らの取り組みを応援します。
Policy
つながる ひろがる
素材の価値、その素材の作り手がやっている仕事の価値、その仕事が生み出す景色の素晴らしさを広く伝えるために、素材の作り手である農家と使い手である消費者とのつながりを再構築します。
素材の価値を高めるためには、その素材の良さを引き出す料理人や加工職人が欠かせません。職人たちもまた私たちの大切なパートナーです。
Co•En Corporationは、商品を通して、農家と消費者、農家と職人、職人と消費者、農家同士、職人同士、消費者同士のつながりをつくり広げることで、商品の背景にあるストーリーを楽しむという新しい価値を生み出して共有し、ビジョンとして描く社会の実現を目指します。
「無関心」を「好奇心」に
昨今、特に海外の農業の現場で起きている森林破壊や気候変動などの環境問題、貧困や児童労働といった人権に関わる問題をなかなか解決できないのは、消費者の無関心が原因のひとつだと考えています。でも、消費者が無関心になるのは、ある意味当たり前かもしれません。自分が口にする食材を誰が、どこで、どのようにして作っているのかが、見えなくなってしまっているからです。見えないものに関心を持つことはとても難しいことです。

だから、私たちはこう考えます。生産者と消費者がつながって、生産者や生産現場が見えるようになったら、今起きている問題に関心を持つ人が増えるはずだ。また、生産者の顔が見える食材を食べることで、生産者や自然への感謝の気持ちが今よりもっと育まれるはずだと。そしてこのことが、問題解決の大きな力になると信じています。

逆方向のことも言えます。生産者の顔が見える食材は、生産者にとっては、消費者の顔が見える食材です。自分が作った食材を食べて喜ぶ消費者の顔を見ることは、生産者にとって、どんなに嬉しいことでしょう。もっといいものを作ろうというモチベーションに繋がるはずです。そして、安心で安全で、美味しい食材がより多く消費者に届くようになるでしょう。

Co•En Corporationは、この好循環のきっかけをつくり出したいと思っています。
社名とロゴに込めた想い
コーエンコーポレーションと読みます。Co•En Corporationの”Co”はCOnnectやCOoperateなどつながるとか協力するという意味から、”En”はENjoyやENcourageなど気持ちを上げるという意味からとりました。Co•En Corporationは人と人をつなぐことで毎日の生活を楽しくする、そんな仕事をしています。
3本線=合同:つながることでお互いの想いが伝わり共感し合う関係を表現しています。

隠れた2本線=イコール:つながる両者の関係が対等であることを表現しています。両者がお互いに誠実で敬意を持つ関係です。

双方向の矢印:ものや人、情報が双方向に行き交うことを表現しています。流れは一方的ではありません。それゆえに、共感と敬意を持つ関係が成り立ちます。

Designed by 山田真輝 Masaki Yamada
会社概要
合同会社Co•En Corporation
設立:2020年12月18日
代表:武末克久
事業内容:
・バニラビーンズなどの香辛料、イリッペバター、パームシュガーなどの食材の輸入販売
・上記の素材をもとにした商品開発、製造
・持続可能性やSDGsに関する講演、コンサルティング
・情報誌の発行などのメディア事業

主な取引先:
パティスリー、レストラン、ブーランジェリー、化粧品メーカー

東京事務所:

東京都千代田区丸の内3-1-1 新東京ビル SAAI Regenerative Community Tokyo

鴨川事務所:

千葉県鴨川市太海172-5

これまで

2017年 マダガスカル初訪問
2019年 クラウドファンディング実施
2020年 バニラビーンズの輸入を開始

同 12月 合同会社Co•En Coporation設立
2023年 イリッペバターの取り扱い開始
2024年 千葉県鴨川市に新拠点設立

マダガスカル、 ボルネオ、 鴨川

マダガスカルのアグロフォレストリーバニラから始まった事業。今では、ボルネオ島西カリマンタン(インドネシア領)や日本では千葉県鴨川市に活動の拠点を広げています。ボルネオのアグロフォレストリーからはイリッペバターと呼ばれる植物油脂を輸入。鴨川市では、里山再生に取り組む事業者たちと日本のアグロフォレストリーの可能性を広げています。

コラボレーション

Farmer You プロジェクト

「ただただ美味しい」のその先にどんな背景を想像しどんな未来を選んでいけるでしょうか? 昨今飛び交う地球全体規模での課題に目を向け耳を傾け、何か一つでも記憶に残す。そのキッカケとチャンスをふとした日常の中に散りばめていくプロジェクト。Co•En Corporationはその理念に共感し、プロジェクト開始時からタッグを組み、バニラシューアイスVanilla Milk Shake IPAといった季節限定商品の提供をお手伝いしています。
FARMER YOU

Regenerative Community Tokyo

Regenerative Community Tokyoは、サステナブル領域でのナレッジ・インスティテュートであり、東京の中心地である丸の内エリアに新たに誕生したサステイナブルコミュニティ。様々な都市課題に対してイノベーティブソリューションをビジネス化し、丸の内から世界へと新しいビジネスを発信しています。Co•En Corporationは初期メンバーとして参画しています。
Regenerative Community Tokyo

Member – 私たち

武末克久 – TAKESUE KATSUHISA

代表社員

農学部の修士課程を修了後、製薬会社の開発部門に就職。911のテロから世の中の理不尽さを感じるようになり、妻のイギリス転勤をきっかけに退職。国際政治経済学を学ぶ。社会の歪みを小さくするのには企業の行動変容が重要だとの思いから、2010年に帰国後は環境経営コンサルタントとして、企業活動に「環境」を組み込む仕事に専念。国内大手企業の生物多様性方針や持続可能な調達方針の策定や運用などを支援。2017年に退職後、観光で訪れたマダガスカルのバニラ農園に一目惚れしてしまい、現在は、アグロフォレストリーや日本の里山の産物の販売を通して、自然の力を最大限に活かした農業やそれを営む人たちを応援することに情熱を燃やす。GLOBALG.A.P.のテクニカル・キー・アカウント・マネジャー(日本担当)も務める。

著書
生物多様性配慮とエシカル購入(「未来を拓くエシカル購入」環境新聞社 内)
持続可能なパーム油調達をサポートする(「国際資源管理認証」東京大学出版会 内)

連載
「マダガスカル・バニラで挑戦〜アグロフォレストリーでつなぐ日本とアフリカ」(一般社団法人地球・人間環境フォーラム発行グローバルネット)

武田瑞季 – TAKEDA MIZUKI

小さい頃から生き物が好きで絶滅危惧種の保護保全に関心を持つ。生き物の住処である森林を増やすことに魅力を感じ、岩手大学農学部森林科学科に入学。1年休学し沖縄の絶滅危惧種ヤンバルクイナと人との共生の研究のため沖縄県やんばるに移住。岩手大学を卒業後、野生動物と人が共に生きることのできる社会の形としてアグロフォレストリーに可能性を感じ、2022年合同会社Co・En Corporation に入社。アグロフォレストリー通信連載中!