目指すもの

協同組合からバニラを購入するにあたり最も大きなハードルは、バニラの購入代金の一部を製品が出来上がる半年前に前払いしなければいけないことです。応援プロジェクトでは、前払いのための資金を調達、確保します。

協同組合は、6月〜7月に農家からグリーンバニラを購入して加工を開始しますが、この時点で注文が入った分しか購入、加工しません。しかも、グリーンバニラを購入するための資金を得るために、代金の一部の支払いを注文時に求めます。余計に加工して在庫を抱えるリスクを避けるためです。持続可能性を重視する彼らの方針としては理解できますが、1月に出来上がる製品の代金を、その一部とはいえ半年も前に支払うことは、買う側にとってはとてもハードルが高いことです。実際に、いくつかの企業に働きかけて購入の話を進めましたが、最後の最後でこの前払いの決済がおりませんでした。

売り手と買い手、双方の事情はよく理解できます。とはいえ、ここがネックになってなかなか先に進めません。グリーンバニラ購入のための資金の確保が大きな課題なのです。そこで、そのための資金をクラウドファンディングで募集しました。この資金を使って最初の歯車を回したいとの想いです。

2019年4月16日〜7月1日にかけて行ったクラウドファンディングで、のべ83名の方から1,080,000円の資金を応援いただきました。

クラウドファンディングの詳細はこちらから

プロジェクトの仕組み

応援いただいた資金は、ビジネスが続く限りずっと、グリーンバニラの購入のために使います。そうすることによって、継続的に協同組合を応援する仕組みを作ります。図にすると、以下のような感じです。

協同組合の声

2019年7月、クラウドファンディングで応援いただいた資金を元に、初めてバニラの購入契約を結びました。その時の彼らの言葉は「こんなにたくさんの人が日本で応援してくれているのか! これは気合を入れて頑張らないといけないな! 最高のバニラをつくるから楽しみにしていてくれ!!」というものでした。

また、この資金が継続的にバニラの購入に充てられるということをすごく喜んでいます。彼らとは、継続的、発展的にビジネスを展開したいという想いを共有しています。

契約時の様子はこちらから

農園や協同組合についての詳細はこちらから

契約締結時の写真:左から、Serge (Director), Kosy (President), Adolphe (Specialist)

資金応援メンバー

(敬称略、アルファベット順)akipen、有川 真理子、Cyami、Dereje Wondemu & Nahoko Chiku、福村 瑛、ごえもん、畑本 仁、廣瀬 久美子、堀田 麻未、井上 慶一、石川 一喜、石川 真梨、Junko.T、柏木 亮一、加藤 孝子、加藤 丈晴、小林 学文、小林 真理(KURKKUFIELDS)、公共空間の質研究部会、増田 岳文、松尾「brother」まさと、松尾 友美子、Mebu Misa、三浦 ふみ、宮本 育昌、宮脇 伸二、望月 健太、中村 元、中島 正浩、西田 徳親、岡 麻衣子、おたえ、パナス、Risa Arai、佐々木 正顕、佐々木 正志(合同会社sunsunto代表 )、Sato Azuki、佐藤 由、Shigehiro Yokota、下田屋 毅、新宅 祐貴、園田 聡、小代 のぞみ、高野 哲矢(株式会社まちづくり小浜)、武田 真由子、竹下 智隼、田中 深雪、戸田 明秀、としろー、浦野 真理、わたなべ ともひろ、渡辺 優、WoWキツネザル、山岡 万里子、吉田 智子、Yoshua Kishi、yucco