アグロフォレストリー通信 #38 人と木は似ている?
Kurumiru/ 6月 23, 2026/ アグロフォレストリー通信/ 0 comments
ある人が言っていました。「人と木は似ている。木がかつて地球環境を激変させて大量絶滅を引き起こし、それが今の多様な世界を作ったように、人による破壊と激変もまた、地球を次の新しい時代へと進めるステップであり、最終的に人が地球を救う役割を果たす。」と。現在の全ての生き物の根源とも言える、植物、木という存在。その存在によって地球上の酸素が多くなり今私たちは生きることができています。しかしその「木」はかつて地球を大破壊した存在でした。「木」の登場までは酸素が嫌いな生き物が地球を覆っていたため、環境は大きく変化し、その生き物たちは大量に死滅します。そして「人」も環境を激変させ大量に殺戮した生き物。その「人」の持つ知性や技術で地球や生態系の可能性を広げることはできないだろうか。1億年後には終わると言われている地球を救うのは「人」なのかもしれないという話です。とてもマクロ的な見方ですが、面白い説だと思いました。
私も学生の頃、地球環境を学ぶ中であまりにも人による負の影響が大きすぎることを知り、極論的に言えば人が少なくなれば地球が良くなるのでは?と考えていたことがあります。人は森林を破壊して大量のゴミを出して、CO2を排出して、汚水を流している。私という存在が生活しているだけで地球にとってよくないのではないか?そんな考えを持っていた私にとって、人が生きているからこそ増える生物多様性という考えは希望のように思えました。
この時期、無農薬栽培の田んぼを覗くとたくさんのオタマジャクシやカエル、ゲンゴロウ、トンボやミズカマキリといった生物が田んぼを住処として利用しています。それを見ると人が生物多様性の中に組み込まれていること、人がいることで増える生物多様性を感じます。
アグロフォレストリーもそんな存在であればいいなと思っています。新しい豊かな時代を次の世代に繋ぐために、人だからこそできる地球を活かす役割を、小さな森から始めていければいいなと思います。
2026年6月23日
武田瑞季
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