価格は上げるべきか

Coen.mg/ 6月 23, 2026/ Newsletter/ 0 comments

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先日、実家のある福岡に帰省しました。丸菱グループの「食品機械と原材料総合展」に参加するためです。この展示会がとても良かったのです。

6月10日と11日の2日間行われた総合展には、250社が出店し、のべ42の実演とセミナーが行われました。東京のビッグサイトで開催されるようなものと比べると規模は小さいですがその規模感がちょうど良かった。東京に比べて福岡という街の規模感がちょうど良いと感じるのと同じなのかもしれません。大きすぎず小さすぎず。たくさんの知り合いに会って話をすることができたのもこの充実感につながっていると思います。福岡を出て四半世紀が経ちますが、やっぱり僕にとってのホームタウンなのでしょう。

展示会では、お菓子作りの実演やセミナーを通して第一線で活躍するパティシエたちの話を聞く機会がありました。中にはアグロフォレストリーバニラを使っていただいている人たちもいて誇らしかったのですが、そこで印象に残ったのは、「新しい価値を生み出していきたい」「従業員を守るためにもしっかりと価格をつけていかなければならない」「次の世代に手渡せる何かをつくりたい」といった言葉です。皆さん口を揃えるように同じようなことをおっしゃっていました。今、こういう考え方が本当に広がってきているのだと感じました。もちろん簡単なことではないと思いますが、実力と実績のあるパティシエたちの言葉には説得力がありました。

物価が上がる中で、多くの作り手が商品の価格を上げる理由を模索しています。そんな中でこういった挑戦はどんどん増えてくるだろうと思います。だから今って、人間の創造力が爆発して面白いものがたくさん生まれる時期なのかもしれません。そう考えると、色々値段が上がって大変な中でも(マダガスカル行きの航空券もかなり高額になりました)、随分と前向きになれます。

展示会に掲示された言葉たち。株式会社丸菱Linkedが運営するOrderieでは、ウェブサイトで商品の作り手(小商い)や食材供給業者のインタビュー記事を紹介しています。この言葉たちは記事から抜粋されたもの。来場者は気になる言葉を持ち帰ることができます。作り手たちの思いを伝える工夫が面白いと思いました。冒頭の写真は5月末に福岡から両親を迎えて訪れた大山千枚田。

2026年6月23日
合同会社Co•En Corporation
代表 武末克久

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