豊かさとは

Connect & Enjoy #059

この連休、鴨川も大変な大雨に見舞われました。幸い私たちのオフィスは被害なく過ごせましたが、市内の至るところで土砂崩れが発生して道が寸断されています。まだ電気や水が復旧していない地域もあります。1日も早い復旧を願ってやみません。主要道路は開通しており、県外との物流は通常通り行われていますので、商品の配送には問題ありません。たくさんの方に心配のメッセージをいただきました。ありがとうございました。

3週間のマダガスカル出張から無事に帰国しました。シルバーウィークもあってあっという間の2週間前のことです。いつものことですが、予定していた用事をすべて済ませて首都アンタナナリブの空港にたどり着けた時には、本当にホッとしました。それほどに綱渡り的な予定でもありましたし、その分とても充実した出張でもありました。

今回の滞在中に、何人かの日本人を案内しました。その全員がマダガスカルをむちゃくちゃ好きになって帰っていきました。一般的な観光では触れることができないマダガスカルの日常にも触れていただき、僕が感じている「マダガスカルっていいよなー」という気持ちを共有できたことがとても嬉しくて、もっとたくさんの人にマダガスカルを案内したくなっています。

 

「マダガスカルの魅力は何ですか?」

 

よくいただく、そして端的に答えるのが難しい質問です。今回のマダガスカル滞在を経て、その答えはやっぱり「自由」であり「寛容性」だなと感じています。

他にも色々あるんですよ。ご飯が美味しいとか、そもそもバオバブのようなとても神々しい木が生えていたり、キツネザルやらカメレオンやらの珍しい動物を見ることもできる。米食だから日本との共通点もありつつ違った社会を経験できるとかも大きな魅力です。でも、それだけじゃないのです。

先祖を崇拝する儀式、Famadihanaの様子。マダガスカルでも日本と同じように先祖を大切にした儀式があります。日本のお盆のようなものでしょうか。集落からお墓まで、太鼓やラッパの演奏と共に歌い踊りながら行進します。2日間の儀式では、先祖のご遺体をお墓から出し再会を祝います。そして新しい布を巻いてから再びお墓に帰します。
先祖を崇拝する儀式、Famadihanaの様子。マダガスカルでも日本と同じように先祖を大切にした儀式があります。日本のお盆のようなものでしょうか。集落からお墓まで、太鼓やラッパの演奏と共に歌い踊りながら行進します。2日間の儀式では、先祖のご遺体をお墓から出し再会を祝います。そして新しい布を巻いてから再びお墓に帰します。

いつものごとく滞在中に予期せぬハプニングもあって、現地で色々と調整しながら予定をこなしました。予期せぬことが起こることは予期できるのですが、それが何なのか事前にわからないのが厄介。でも、「最後には何とかなるのがマダガスカル」とよくいわれるように、今回もすべての予定をある意味予定通りに終えることができました。もちろん、現地の人たちにすごくお世話になりながらです。

マダガスカルの人たちは、やりたいと思うことをやることにとても寛容だと感じます。そしてお願いすれば助けてくれます。だから、やりたいと思ったことは、比較的、人に気兼ねすることなくやることができます。それがとっても楽しいのです。

どうして、こうなれるのか。マダガスカルには18の部族があるといわれていますが、部族同士が争い続けるのではなくて共存してきました。マダガスカル人の寛容性はこのメンタリティが根底にあると話す人もいます。なるほど、そうかもしれません。でも僕は、人々が自由な時間をたくさん持っているからこそ、そうなれるのだと感じます。日本にいるときの自分を思い浮かべて、僕はここまで他人のために時間を割くことはできないなと思う場面が多くあります。

マダガスカルの名目GDPは約200億ドルで日本の200分の1程度。お金は持っていません。でも、自由に使える時間はもしかしたら僕たち(少なくとも僕)よりも持っているかもしれません。それを他人のために使うことができる。そんな人たちに囲まれているからこそ、僕はマダガスカルで居心地の良さを感じているのでしょう。

マダガスカルの人たちはとても優しいと感じる日本人は多いです。たくさんの人がマダガスカルに魅了される理由の一つでしょう。これもマダガスカルの人々の時間的な余裕に起因するのではないかと思います。他人に与える余剰の時間や物を持つことは簡単ではありませんが、そこに豊かさのヒントがありそうです。

そんなマダガスカルの魅力に触れることができる特別イベントが、大阪のニフレルで開催されています。「マダガスカルにふれる」。9月19日〜11月1日まで。大阪に行く予定がある方はぜひお立ち寄りください。

雨が降り出す前に天日干しのバニラの片付けを終えることができて大喜びする加工業者の人たち。お祭り騒ぎでした。
雨が降り出す前に天日干しのバニラの片付けを終えることができて大喜びする加工業者の人たち。お祭り騒ぎでした。冒頭の写真は9月の連休に登った白根山。紅葉にはまだ早かったですが眼下に絶景が広がりました。小学2年生の目に、この景色はどう映ったのでしょう。

2026年9月25日
合同会社Co•En Corporation
代表 武末克久

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