マダガスカル訪問記 2019年2-3月 (3): アンダシベ の不思議な生き物たち

Coen.mg/ 4月 28, 2019/ いきもの, つぶやき/ 0 comments

首都アンタナナリボ とトアマシナの中間に位置するアンダシベ の国立公園。ここでしか見ることができない動植物の宝庫で、アクセスも比較的容易なことから人気の観光地です。僕も、トアマシナからアンタナナリボ への帰り途にふらりと寄ることがしばしば。トアマシナからアンタナナリボ までは順調にいっても8時間もかかるので、時間があるときはアンダシベ でゆっくりしながら戻ると体力的にも楽なのです。

今回は、トアマシナを午前中に出て、昼過ぎにアンダシベに到着。 一泊して、次の日にタナに戻るというスケジュールで滞在しました。このスケジュールだと滞在中に、夕方、夜、早朝の3回、ガイドを伴い国立公園内を散策できます。ガイドはいつもディマシさんに頼んでいます。僕が最初にアンダシベ を訪れふらふらと道を歩いていたときにたまたま知り合ったガイドさん。優秀だし優しい人です。行く前の日に「明日遊びに行くけん!」と連絡すると、バスの乗り継ぎ場所で待っていてくれます。

アンダシベ といえば、世界最大のキツネザルのインドリの生息地として有名ですが、世界一小さなネズミキツネザルも生息しています。鳥類や、カメレオンやカエル、ヤモリなどの爬虫類、世界一巨きな蚕を始め珍しい昆虫を見ることもできます。

今回は、インドリとネズミキツネザル、数種類の鳥類、カメレオン、カエルなどなどに出会えましたが、中でも衝撃的だったのは、冒頭の写真の蛾。世界最大の蚕(カイコ)の一種です。早朝に、ガイドのディマシさんに「面白いものを見つけた。早くこっちに来い!」と案内されて駅舎に。駅舎の軒下に大きなマダガスカルムーンモスがとまっているではありませんか! 寝ぼけモードから一気に覚醒しました。それから、念願のキリンクビナガオトシブミにも出会えました。

念願のキリンクビナガオトシブミ

こんな感じで、動物や昆虫好きにはたまらないアンダシベ 。でも、もちろんそうでない人も楽しめます。熱帯雨林の中を散策するのは純粋に楽しいですし、特に夜のナイトハイクが超オススメです。明るいうちには見ることができない動物たちを見ることができますし、視界がきかない分、虫やカエルの鳴き声や闇の中に生き物たちの気配を肌身で感じることができます。そして、何といっても(晴れていたら)星空を圧倒的な迫力で楽しめます。

次回は、バニラの主生産地、サンババに飛びます。

こいつもなかなかの珍者。どこに何がいるかわかりますか?? ガイドのディマシがこれをよく見つけたなと感心。名前がわからず。どなたかご存知であれば教えてください。

カエルたち。透き通るような体が神秘的。

 

そしてカメレオン!

寝ぼけ顔の筆者(右)とガイドのディマシ(左)。世界最大の蚕を手に

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