Coen.mg/ 7月 17, 2025/ 今月の一枚, 風景/ 0 comments
今月の一枚
ここはアンダシベ駅。日が登って間もない早朝、たくさんの人たちが散歩をしていました。僕もまたその一人。レールで遊ぶ子供たちと一緒に線路を歩いたり、写真を撮ったり。アンダシベの駅は貨物を積んだ列車がたまに通過します。鉄道はもっぱら、こうやって人々が歩いて通う道としてレールを伸ばしています。
マダガスカルは日本の1.6倍という広大な面積を有しますが、鉄道はそれほど発達していません。国内にはフランスの統治下であった1900年から1936年にかけて整備された3つの路線があります。ひとつは首都Antananarivo(アンタナナリブ)と東の港町Toamasina(トアマシナ)を結ぶもの。2つ目は、ひとつ目の路線の支線になりますが、Moramanga(ムラマンガ)から北に伸びるもの。もうひとつは南東部の中心としFianarantsoa(フィアナランツア)と海辺の町Manakara(マナカラ)を結ぶ路線です。鉄道は、かつては物資の輸送を支えてきましたが今では老朽化で運休区間も増え、動いている区間はほんのわずか。驚くことに、1800年台に作られた車両が修理を繰り返しながら今もまだ使われていたりもします。近年は輸送はもっぱら陸路で行われていますし、鉄道が人の足となることは一般的ではありません。それでも、緑豊かな森や渓谷をのんびり走るFianarantsoaとManakaraを結ぶ路線は観光客に人気でで、僕も一度は乗ってみたいと思っています。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。
新しいコメントをメールで通知
新しい投稿をメールで受け取る
Δ
This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.