Coen.mg/ 6月 16, 2025/ マダガスカル日記2025/ 0 comments
2025/2/25 つづき
橋を渡ってから少しバイクを走らせたところで、小学校の入り口を示す看板があった。そこでバイクを止めて、ここからは徒歩で学校に向かう。
小学校に着いたのはもう夕方のこと。放課後に学校の敷地で遊んでいる子供たちを目にする。子供たちが遊ぶ姿は日本でもマダガスカルでも何か微笑ましい。子供たちに「学校は楽しいか?」と聞くと勉強はあまり好きじゃないという答えが返ってきた。Ladovicも僕も苦笑い。それでも「僕は算数が好きだ」とか、「将来はお医者さんになりたい」などと夢を語る子供もいてとても頼もしく感じる。この小学校も街からバイクで1時間くらい走ったところにある。子供たちは学校まで歩いて通学するわけだが、長時間歩いてくる子も多いだろうと思う。こんなに人里離れたところにも学校があるということに、良い意味で驚く。そして、これを協同組合が支援していることを誇らしく思う。それにしてもLadovicの子供たちを見る目が優しくて嬉しくなる。
余談だが、マダガスカルのバニラセクターでは児童労働が行われているとの報道がある、ただ、僕が見ている範囲では、子供たちが親についていって農園で遊んでいる姿は目にするが、強制的に働かされているという場面には遭遇したことがない。家族単位の小規模な農家がほとんどのマダガスカルにおいて、児童労働と呼ばれるものがあったとしてもそこまで深刻なものではないだろうと思う。むしろ、農業で生計を立てる暮らしの中で家族の農作業を手伝う姿な自然なものにも映る。ただ、協同組合のメンバーに、収入が増えたらそのお金を何に使いたいかと尋ねると、「子供たちの教育に使いたい」という答えが返ってくることが多く、 教育に対する意識は高いとも感じる。
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