マダガスカル報告会の開催レポ
Coen.mg/ 3月 29, 2026/ イベント/ 0 comments
マダガスカル報告会では、今回の出張で撮影した動画や写真をご覧いただきながら、出張中、特に3週間にわたる東海岸沿いの旅を紹介しました。
いつもと同じように、マダガスカル上空から撮影した動画を見ながら、首都のAntananarivo(アンタナナリブ)に降り立ち、まずは首都の景色を見ました。そこからToamasina(トアマシナ)に移動し、トアマシナでは週末に多くの人で賑わうビーチから始まり、Ampiana(アンピアナ)の吉田さんの工房を訪問したり、美味しいお寿司を食べたりしました。
また、マダガスカルのキツネザルや森林を守り、教育研修を展開するNGOであるMFG(Madagascar Fauna and Flora Group)が運営するIvolina(イヴォリナ)公園を歩きました。イヴォリナ公園では、彼らが保護する多くのキツネザルを見ることができました。それから、バニラの輸出業者の加工場も見学しました。綺麗に整備された加工場で、真剣にバニラの選別作業を行う人たちの姿が印象的でした。
次に訪れたのはFenoarivo(ファヌアリブ)です。ここはかつて海賊たちの街として賑わった場所でもあります。Fenoarivoの街では、籠屋さんによって作られた色とりどりの籠を見ました。バニラを生産する協同組合では、新しくできた加工場を見学しました。そして、アグロフォレストリーの農園まで足を運び、グリーンバニラの実がなっている様子を見ました。
ドローンで上空から撮影した映像では、アグロフォレストリーの農園の場所だけ木が茂っている様子が確認でき、その効果の大きさを実感しました。農家の声を聞いたり、協同組合が行う地域のインフラ整備(橋の建設)の様子を見ることもできました。
さらに北上し、次に訪れたのはMananara(マナナラ)という街です。ここでは主に農家を訪問しました。集落では自家製の水力発電や養殖池、パンを焼く大きなかまどを見せてもらいました。また、アグロフォレストリーで収穫されたキャッサバやココナッツ、バナナを使った料理を振る舞っていただきました。
ここから先は道なき道が続きます。さらにMaroantsetra(マルアンチェーチャ)まで北上し、そこから先はバイクと徒歩で山を越え、バニラの主生産地であるAntalaha(アンタラハ)まで移動しました。
そこでは、カメレオンをはじめ、キツネザル、ヤモリ、テンレックなど、マダガスカルでしか見ることのできない貴重な野生動物たちに数多く出会いました。そして特に印象的だったのが、山間地の田園風景です。そこには、数十年前の日本の姿を見るような光景が広がっていました。
水田を耕す牛の鳴き声が響き、鳥のさえずりが聞こえ、たくさんの蝶やトンボが飛び交う中で、畑作業をする人々の姿がありました。
途中では、ヨーロッパの大手企業による地域支援プロジェクトの現場にも出会いました。インターネットで見ていたプロジェクトを実際に目にすることができたのは貴重な経験でした。立ち寄った集落では、子どもたちから「写真撮って!」と声をかけられることもありました。ガイドとポーターを伴う2泊3日の行程でした。
その後、Antalaha(アンタラハ)、そしてさらに北にあるSambava(サンババ)では、複数のバニラ輸出業者を視察し、飛行機でアンタナナリブに戻りました。
3週間の工程を1時間に凝縮した報告会となりましたが、画像や映像が綺麗で引き込まれたという感想を多くいただきました。とても嬉しい!
会場には、JICA海外協力隊としてマダガスカルに派遣された方や、世界のスパイスの産地を巡っている樋口さんにもお越しいただき、報告会の後も話が尽きませんでした。とても良い報告会になったと思います。
会場を提供してくれたのはBIKAS COFFEEです。彼らはネパールのアグロフォレストリーで生産されたコーヒー豆を扱っています。今回の報告会に合わせて、彼らのコーヒーと私たちのバニラを組み合わせた「アグロフォレストリー・バニラコーヒー」を作りました。このような形でコラボレーションできたことを、とても嬉しく思います。