マダガスカルのバオバブはいつまで見ることができるか?
バオバブの並木通り。マダガスカルで最も有名といってもいい景色。バオバブの高木がドカンと空に枝を広げている様は、他では見たこともない、異様で、そして神秘的でもあります。
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夜明けのバオバブ街道 静寂のなか
マダガスカルには、西部の乾燥した地域を中心に8種類のバオバブが生息していると言われています。とはいえ、バオバブはマダガスカルにだけ生えているというわけではありません。最近、樹齢1,000年〜2,500年のバオバブが急速なスピードで枯死しているという研究結果が発表されました(The Guardian)。数千年間生き続けてきた命が、ここ数十年で次々にその最後を迎えているというのですから衝撃的なニュースです。
幸いというか、死んでいくバオバブのリストの中にマダガスカルのものはなかったのですが、マダガスカルではバオバブの高齢化が進行し、消滅の危機もはらんでいるとのこと。焼畑によって幼木が育たない、果実が食用などに多く利用されることなどから次世代の木が育っていないのだそうです(参照:「マダガスカルを知るための62章」明石書店、2013)。
人の自然との共生の難しさがここにもあります。
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道路を走っていると、バオバブの巨木が現れる。異様な迫力
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水田とバオバブ 水田開発がバオバブに悪い影響を与えているという話もあります
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バオバブ街道を走るトラック バオバブ街道は普通に生活道路なんです。
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バオバブに沈む夕日 焼けるような赤い太陽は見事でした