さて今回は、あるマダガスカルのNGOとそのコラボプロジェクトを紹介したいと思います。そのNGOの名はMadagascar Fauna and Floura Group (MFG) 。マダガスカルの東海岸の主要港都市、トゥアマシナ(Toamasina)にオフィスを構えています。MFGは、マダガスカルの希少な動植物を保全するために設立されたNGOで、キツネザルなど絶滅危惧種の保護、森林再生、次世代を担う世代に対する環境教育を三本柱に活動しています。欧米や日本の動物園・研究機関がその取り組みを支援しています。トゥアマシナ近郊に自然保護公園(Ivoloina Park)を有し、そこでキツネザルの繁殖や保全を行ったり研修を行ったりしています。また、野生動植物の調査研究や地域住民の生活と生物多様性の保全を両立させることを目的としたアグロフォレストリー導入プロジェクトを行ったりもしています。