武田瑞季が行く!#4ボルネオの暮らし編

kurumiru/ 7月 25, 2023/ 未分類/ 0 comments

マダガスカルに続いて、私はボルネオ島から。前回はボルネオ島の熱帯雨林のアグロフォレストリーのレポートでした。今回はそもそもボルネオ島ってどんなところなの?ということで、ボルネオ島の暮らしについてご紹介します。まず、ボルネオ島はマダガスカルよりも発展しています。飛行機が降り立つコタキナバルでは、大型のショッピングモールが建てられ、まさに都会的です。日本語の表示もちらほら。お寿司屋さんやたこ焼き屋さんもありました。一方、村では一変して穏やかな景色が広がっています。

村にはエアコンも扇風機もありません。少し歩いただけで滝の様な汗が。外に出るたび、汗をかくたびに川に行って涼みます。

大人も子供も川にダイブ!キャーキャー言ってみんなと川に入るのが楽しい。

主食は日本と同じくお米です。キャッサバや魚を素揚げしたものなど、料理はマダガスカルと似ている気がします。そしてスパイシーな味付けが大好き。チリやサンバルという辛味調味料を何にでもかけます。

養殖池の魚を捕まえる様子。
左側が捕まえた魚。淡白な白身で美味しい。ご飯に何種類かのおかずを選んでプレートにしていただくスタイルです。
フルーツも初めてみるものがたくさん。私のお気に入りは手前のジャガイモのようなサポジラ(チク)というフルーツ。ジューシーで桃のような食感で、とても甘く、少しシナモンのような香辛料の香りがします。
人々が「シュウマイ」と呼ぶ食べ物。もちもちしていて中に肉のようなものが入っていて、確かに、焼売っぽいかも・・・?チリソースをかけていただきます。
シュウマイの屋台のお兄さん。フレンドリーで、優しく穏やかな人が多いです。

ボルネオ島にはたくさんの民族が暮らしています。ダヤク族(イバン族)、ドゥスン族、ルンダイ族、バジャウ族・・・などなど多様な先住民族に加え、沿岸部はマレー系が多く占め、都市部には中国系の住民も多いです。114種の言語が話されているのだそう。それぞれに衣服も食文化も暮らし方も違って、とても興味深かったです。

イバン族の民族衣装。とっても華やかで煌びやかです。

そして人々との会話の中で一番驚いたのが、「IKIGAI」というワード。カラオケ、ツナミなど世界共通語になっている日本語はいくつかありますが、日本特有の価値観の「生きがい」というワードが知られている事に驚きでした。みなさんは生きがいは何ですか?と聞かれたら何と答えるでしょうか?ここでは家族と答える人が多かったです。村のプレ結婚式では、村中から、隣の町から、親戚という親戚が集まりみんなで一緒にご飯を食べます。子供を元気に育てること。家族と暮らせればそれだけで十分幸せ。家族を大事にする文化がとても素敵だなと思いました。

2023年7月20日
武田瑞季

前回のアグロフォレストリー通信#05「ボルネオのアグロフォレストリー 後編」はこちらからご覧いただけます。

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