Kurumiru/ 7月 25, 2023/ 未分類/ 0 comments
マダガスカルに続いて、私はボルネオ島から。前回はボルネオ島の熱帯雨林のアグロフォレストリーのレポートでした。今回はそもそもボルネオ島ってどんなところなの?ということで、ボルネオ島の暮らしについてご紹介します。まず、ボルネオ島はマダガスカルよりも発展しています。飛行機が降り立つコタキナバルでは、大型のショッピングモールが建てられ、まさに都会的です。日本語の表示もちらほら。お寿司屋さんやたこ焼き屋さんもありました。一方、村では一変して穏やかな景色が広がっています。
村にはエアコンも扇風機もありません。少し歩いただけで滝の様な汗が。外に出るたび、汗をかくたびに川に行って涼みます。
主食は日本と同じくお米です。キャッサバや魚を素揚げしたものなど、料理はマダガスカルと似ている気がします。そしてスパイシーな味付けが大好き。チリやサンバルという辛味調味料を何にでもかけます。
ボルネオ島にはたくさんの民族が暮らしています。ダヤク族(イバン族)、ドゥスン族、ルンダイ族、バジャウ族・・・などなど多様な先住民族に加え、沿岸部はマレー系が多く占め、都市部には中国系の住民も多いです。114種の言語が話されているのだそう。それぞれに衣服も食文化も暮らし方も違って、とても興味深かったです。
そして人々との会話の中で一番驚いたのが、「IKIGAI」というワード。カラオケ、ツナミなど世界共通語になっている日本語はいくつかありますが、日本特有の価値観の「生きがい」というワードが知られている事に驚きでした。みなさんは生きがいは何ですか?と聞かれたら何と答えるでしょうか?ここでは家族と答える人が多かったです。村のプレ結婚式では、村中から、隣の町から、親戚という親戚が集まりみんなで一緒にご飯を食べます。子供を元気に育てること。家族と暮らせればそれだけで十分幸せ。家族を大事にする文化がとても素敵だなと思いました。
2023年7月20日武田瑞季
前回のアグロフォレストリー通信#05「ボルネオのアグロフォレストリー 後編」はこちらからご覧いただけます。
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