マダガスカル日記2025 (10)

Coen.mg/ 4月 29, 2025/ マダガスカル日記2025/ 0 comments

2025/2/15 つづき

初めてのMananara。海沿いの小さな街である。道沿いに小さな商店が並び、たくさんの人が行き交っている。宿に荷物を置いて、早速アグロフォレストリーの農園を視察することに。バイクでImorona(イムルナ)に向かう。案内してくれるのはSantatra(サンタチャ)。現地パートナーのスタッフで、協同組合を組織したり、さまざまなプロジェクトを実行したり、協同組合とパートナー企業の意思疎通や情報のやり取りを担っている。優しくて誰からの信頼も厚い。Santatraの後ろに乗せてもらって舗装されていない道を走ること1時間弱。この感覚が懐かしい。

Imononaでは、協同組合KO.T.I.(コティ)のプレジデントと事務局長たちが迎えてくれた。1年半ぶりの再会がとても嬉しい。案内された農園は、美しいアグロフォレストリー。緑が眩しい。まだ2月だというのにすでに立派はグリーンバニラが実っていた(収穫は7月)。農園を歩きながらインタビューをする。

協同組合の人数は増えている。一方で選別もしている。農業や社会的な貢献に関心が高くて向上心がある人を選んでいる。

協同組合は、グリーンバニラやクローブの集荷を支援している。金銭的な支援も行いながら品質管理を徹底している。

アグロフォレストリーは、土壌を豊かにし、サイクロンから作物を守ってもくれる。経済的にも環境的にも大きなメリットがあると感じている。

協同組合はさらにバニラの質を高めていきたい。新しい貯蔵施設も建設予定だ。将来的には自分たちで加工して販売できるようにしたいと考えている。

マングローブの再生プロジェクトも行なっているマングローブはサイクロンから土地を守ったり、魚やカニの生態系を支えたりと、私たちの地域にとってすごく大切な存在。さらに、気候変動対策にもつながる。きちんとした管理計画を立てて、KPIを設定しながら進めていく。ただ、USAIDからの資金がストップしていて活動が遅れている。Danny(ダニー/私たちのパートナーのトップ。彼が全ての原動力!)が顧客を通じて資金を集める努力をしてくれている。

というような話をしてくれた。トランプ政権の影響がこんなところにも及んでいる。とにかく、彼らの向上心とここまでプロジェクトを作り上げてきた行動力、そしてそれを支えてきたDanny、Santatraの支援と力量に感服する。

アグロフォレストリーの視察の後は、ビーチでランチと海水浴。 Imoronaのビーチは珊瑚礁に囲まれていて遠浅で暖かくて最高!!

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