Coen.mg/ 5月 10, 2025/ マダガスカル日記2025/ 0 comments
2025/2/19 つづき
この日は、僕のマダガスカル滞在の中で最も感慨深い日のひとつになるだろう。Cooperative KO.T.I.に招待されてアグロフォレストリーの農園に行く。まず、生花の首飾りと腰に布を巻いてもらって歓迎される。農園に入っていくと、木陰にござがひいてある。その手前では鍋に火がかかり何やら甘くて美味しい匂いがする。50人近くの人たちがパーティーの準備をしていた。ござに腰をおろす。ござの上にはバナナの皮が広げられ、その上にやはりバナナの皮でこしらえたスプーンが並べられている。まもなく、鍋からいくつかの料理が運ばれる。キャッサバとココナッツの団子、バナナとココナッツやタロイモとココナッツを煮潰したもの、パンの実や長芋を蒸したものが盛り付けられる。やがて村長や協同組合のプレジデントのスピーチがあって宴が始まる。
アグロフォレストリーで、アグロフォレストリーで採れた食材を使った料理でのもてなし。僕にとってこんな贅沢で嬉しいことがあるだろうか。しかもサプライズ。感動して涙が出た。
KO.T.I.の皆さんには前回訪問時にも盛大な歓待を受けた。皆さんのもてなしの気持ちや出される料理、歌や踊りはとても身に余るもので、それにそぐう存在に早くならねばと思う。
さて宴では、けん玉が大活躍。下手くそながらも、もしもし亀さんの歌に合わせてけん玉を披露すると、我も我もと挑戦する人が出てくる。けん玉ってできそうでできなくて、でも頑張ればできる。その塩梅が素晴らしい。大いに盛り上がる。サトウキビで作られた自家製のお酒も振る舞われる。学生時代のノリを思い出しバナナの葉っぱに注がれた液体を飲み干す。最後にみんなで記念撮影。
組合に参加する人は増えていると聞く。TシャツがUSAIDのものからKO.T.I.オリジナルのものに変わっている。マングローブの植林プロジェクトも始まった。前回から色々な発展があって、組合の活気を感じる。この人たちのつくるものを、この人たちのことを多くの人に知ってほしい。
改めて、tena misaotra betsaka!!
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