Coen.mg/ 6月 13, 2023/ お知らせ/ 0 comments
6月8日、法政大学現代福祉学部のソーシャルイノベーション論の授業で話をしました。昨年に引き続き今年も声をかけていただきました。話の内容は、Co•En Corporationの事業内容もさることながら、僕個人がどうしてこの仕事をするに至ったのかということも詳しく話をしました。
学生の皆さんには、事前に私たちのウェブページや、公開されている取材記事を読んでいただき、たくさんの質問をいただきました。僕の思いや会社の理念をしっかりと理解してくれて鋭い質問が多かったです。例えば、「生産者と消費者をつなぐというが、具体的にどういうつながりを見出しているのか?」といったような本質的なものもありました。
学生の皆さんからの質問を受けて、当日話す内容も変えました。それくらい僕も考えさせられる質問が多かったです。
当然ですが、僕は学生の皆さんのために何か役に立ちたいと思って話す内容を考えます。でも今回は、学生の皆さんからもたくさんのものをいました。授業の時間の中では、議論をする時間をほとんど取ることができなかったのが残念ですが、いただいた質問とそれに答えようと考える、このやりとりの中で、僕自身も事業のあり方を見直すきっかけをいただいたと思っています。
例えば、これまでの活動で、バニラの生産者とパティシエの皆さん/もしくはお客様との間にどういうつながりを生み出せているだろうかと問い直ました。これまでやってきたことといえば、ウェブサイトやInstagramなどインターネットを通して、現地の情報を発信することや、営業活動通してパティシエの皆さんに現地の様子を伝えること、報告会などのイベントの開催などです。逆に日本からは、バニラを使った製品をマダガスカルに持っていき、それを生産者たちにプレゼントしたりしてきました。ただ、このような取り組みでどれだけ両者をつないでいることになっているのか、僕自身も疑問に感じることはありました。どうすればいいか? 今感じている課題の一つです。
学生の皆さんからの質問への答えを考えているうちに1つ気づいたことがありました。それは、どうしたって、生産者と直接つながっているのは僕でパティシエと直接つながっているのも僕だということです。バニラ生産者とパティシエもしくは一般の人たちは直接つながることは通常はありません。ですので、単に情報や物を左から右に、右から左に流すだけでは不十分だろうと気づきました。仲介する自分自身の立ち振る舞いがとても重要だということを再認識しました。
情けは人の為ならず、授業は学生のためならず。土肥先生、そして学生の皆さん素晴らしい機会をありがとうございました。来年も呼んでください。
昨年の様子はこちらから
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