Coen.mg/ 9月 25, 2024/ Newsletter/ 0 comments
Connect & Enjoy #035
鴨川に拠点を設けて4ヶ月がたちました。僕自身は東京と鴨川を行ったり来たりですが、鴨川の豊かな里山と里海の恵に魅了され続けています。9月の上旬のことですが、鴨川で里山再生に取り組む苗目の、山地の再生、シェアファーム、私設公園などの視察に同行する機会が立て続けにありました。昼間まで山の方で視察、その日の夕方には鴨川の海の祭り「鴨川合同祭」を観光するという日もありました。山と海が近いのも鴨川の魅力の一つです。鴨川合同祭は地元の7社の神社が合同で行う祭礼で、神輿や山車が太鼓や笛の音、掛け声とともに町の中を巡ります。僕は、中でも威勢の凄さでその名が響く水交団の神輿を追いかけながら祭りを楽しみました。17時半過ぎ、海を見下ろす斜面の中腹にある八雲神社で、集まった人たちが神様に奉納する唄を厳かに歌い、それから太鼓と笛の演者を乗せた神輿を担いで海へと向かう急な下り坂をどっと降りて行きました。その後神輿は太鼓と笛の音と威勢のよい掛け声をまとって町の中を進んで行ったわけですが、担ぎ手は荒れ狂う海を神輿はその海を走る漁船を表現しているらしく、わざと神輿を大きく揺らしながらの行進でした。神輿がいくら傾こうが太鼓と笛の音はなり止みません。その迫力には鳥肌が立つほどの感動を覚えました。この水交団を含む7つの神輿や山車が町中を行進しているわけですから、通りのどこからか笛の囃子や太鼓の音が聞こえてきます。観光化されていない地元の小さな(といってもたくさんの人が集まる)祭りですが、町全体が祭りに熱っていてその熱量が伝わってきました。祭りが生きている。そう感じたのは、この祭りを行う人の中に毎日自然と向き合って漁をする漁師がいることが大き