首都アンタナナリブ | Antananarivo

Coen.mg/ 5月 10, 2025/ 今月の一枚, 風景/ 0 comments

アンタナナリブ(通称「タナ」)はマダガスカルの首都。、「千の兵士の町」という意味を持ちます。17世紀初頭、当時のメリナ王国の王アンドリアンジャカによって建設されました。100万人をこえる人口を有し、現在でも政治、経済、文化の中心地です。

島の中央高地に位置し、標高は約1,200メートル。そのため、日差しは強いものの夏でも冷涼で湿度も低く、とても過ごしやすい気候です。冬は熱帯地域とは思えないほど温度が下がります。10度を下回ることもしばしばです。

アンタナナリボの街並みは、丘陵地に広がる色とりどりの建物や歴史的な教会が特徴で、特に丘の上のエリアには、かつての王宮や19世紀の建築物が残されています。このエリアからは、眼下の街並と地平線まで広がる中央高地の絶景が楽しめます。タナに行った際は、ぜひ丘の上のカフェでゆっくりしてください。一方、市内には、地元の食材や工芸品が並ぶマダガスカル最大のマーケットであるアナラケリーやお土産屋も並びます。市場からは丘に立ち並ぶ建物が目前に迫ります。歴史と彩りと立体感のあるとても魅力的な街です。

*Antananarivoの発音は、「アンタナナリボ」と表記されることが多いが、マダガスカル語で “o” は「ウ」と発音する。そのためマダガスカルにおける文化人類学の権威、故深澤秀夫先生は「アンタナナリブ」と表記すべきと主張されていた。本記事はそれに従う。

駅前でアイスクリームを売る人たち
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