マダガスカル訪問記 2019年7月: アグロフォレストリーの豊かな作物たち

coen.mg/ 7月 15, 2019/ つぶやき, 農園の今/ 0 comments

今回のマダガスカル訪問の主目的は、今シーズンのバニラ購入の契約をすることですが、その他にも、アグロフォレストリーやバニラの加工の様子を視察することも重要なそして楽しみな目的です。本記事では、今回視察したアグロフォレストリーの様子をお届けします。

今回視察した農園は、かなり行き着くのに苦労しました。というのは、そこまでの道がとても悪かったのです。TOYOTAの4WDを借りて向かったのですが、他の車だとたどり着けなかったかもしれません。とにかくボコボコの泥道を進むこと2時間。ようやく目的の村にたどり着き、そこからさらに徒歩で農園に向かいました。

アグロフォレストリーの全貌

今回は、専門家のアドルフにも同行してもらい、色々と解説を受けることができました。アドルフ曰く、「ここはまだ年月が若いが、しっかり計画と管理がされている理想的なアグロフォレストリーだ。5年も経つと立派な農園になるだろう」 パイナップル、バナナ、コーヒー、サトウキビ、ココヤシ、コロソル、オレンジ、ポカネル、コショウ、バニラなどの食用の作物の他に、ラフィア、竹など生活の道具に必要な作物やこの地域の固有種がバランスよく植えられていて、サイクロンの暴風への耐性もかなりあるだろう。しかも、魚の養殖池まであるなど、多様性にも優れている。とのことでした。

この農園の園主はミランダ。よく耳にすることですが、協同組合に加入して、作物の売り先を簡単に見つけることができるようになったと言います。換金作物を栽培する農家にとって、売り先が確保できるということがどれほど大切なのかがわかります。

協同組合を訪問する際は必ず農園にも行くようにしていますが、今回もいい農園を見ることができました。このように頑張っている農家を、日本で彼らの作物を販売することで少しでも応援できればと思います。

ここにたどり着くまでの道のりを思うと弱気になってしまいますが、また5年後に見に来たいと思います。

アグロフォレストリーの専門家、アドルフがアグロフォレストリーを語ります!

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