主役は農家と協同組合
高度な加工技術に加え、レインフォレストバニラの高い品質を支えているのは、バニラを栽培する個々の農家であり、彼らを束ねる協同組合です。
マダガスカルのバニラは、一般的に家族で営む小規模の農園で育てられています。ここMaroantsetra周辺も同様です。個々の農家にアプローチして、栽培の技術などを伝えるためには、協同組合のような仕組みが効果的に働きます。
しかし、協同組合の役割はそれだけではありません。より重要なのは、個々の農家が協同組合を通してマーケット(買い手)にアクセスできるようになることです。協同組合などに参加していないと農家は情報が乏しく、ともすると、悪意を持ったコレクターに騙されて、安い値段で買い取られたりすることもあるとままあると聞きます。
農家と加工/輸出業者が協同組合を通して直接つながることで、余計な仲介業者が間に入ることがなく、農家はより多くの収益を得ることができます。また、加工/輸出業者はトレースが取れた高品質のバニラを安定的に手に入れることができます。
Co•En Corporationは、生産者の顔が見える製品にこだわっています。それは、このような素晴らしい取り組みを応援したいと考えるからです。そして何より、バニラがどんなところで育てられているのか、そして、それを育てる農家や協同組合、加工/輸出業者が、どんな想いとかこだわりを持ってバニラをつくっているのか。それを、バニラを使うシェフやパティシエ 、そしてその料理を味わう人に伝えたいからです。