SUSTALBEに登壇

coen.mg/ 10月 10, 2022/ イベント, バニラを楽しむ/ 0 comments

「50年後に残したい食材を使う」
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加藤さんの言葉にすごく共感しました。
僕らはマダガスカルでアグロフォレストリーに取り組む人たちを応援する事業をやっているわけですが、それは、アグロフォレストリーを50年後にも残すことだし、50年後もアグロフォレストリーからの食材を楽しむことなんだと思います。
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今使わなければなくなっていく素晴らしい食材やそれらを育む場所。残すためにはそれを使わなければならない。当たり前のことなんですが、なぜか心に響きました。
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50年後というと、40代の僕からすると、子供の、そして孫の時代。彼らになにを残したいのかを考えると、今取るべき選択が自ずと見えてくる。
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加藤さんの言葉はとても力強く心を揺さぶってきました。同じようなことは何度も聞いているはずなのに、加藤さんの言葉には他にない力があった。
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加藤さんは明言された。トップシェフが食のトレンドを創り出すのだと。美味しい&美しいだけの時代は終わった。今のラグジュアリーは、50年後の社会に想いを馳せるものだと。加藤さんの日頃の実践に裏打ちされた言葉だと思います。加藤さんの創造力と覚悟に心から敬服します。
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その加藤さんが、理想的な里山を見たというのが苗目でした。加藤さんが50年後に残したい風景は僕が見る風景と重なります。それを創り出している井上さんには尊敬しかない。
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というようなことを考えた9/28 SUSTABLE2022でした。
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里山のタルトには、50年後も里山を残したいという加藤さんの強い想いが込められています。

主催者による開催レポートはこちらをご覧ください。

「SUSTABLE(サステーブル)2022」Vol.4 【アグロフォレストリー】開催レポート

2022年9月28日、大丸有SDGs ACT5が主催する「サステナブル・フード」をテーマにした取組み、SUSTABLE2022の第4回に登壇しました!

テーマは「アグロフォレストリー」

naemeの井上隆太郎さんとFAROシェフパティシエの加藤峰子とともにマダガスカルのアグロフォレストリーと井上さんが手がける里山を題材に対談しました。話は、アグロフォレストリーや里山から、これからの食のことへ。

naemeの井上さんは、千葉県鴨川で日本の里山を活用し、盛り上げる取り組みを行っています。
日本で失われていく里山。
東京での生活への違和感をきっかけに移住し、自らの手で荒れた耕作放棄地や山を整備し里山農地を作り上げていく姿は圧倒的で、素晴らしいです。

さらに、会場では、FAROシェフパティシエの加藤峰子さんが、naemeの20種類のハーブとCo・En Corporation のバニラビーンズを使った「里山のタルト」とnaeme の里山で採取した草木でつくったドリンク「森の雫」が提供されました。
加藤さんの想いが込められた一皿とドリンク。
これがもう本当に素晴らしかった。

会場では、こんなお料理食べたことない。新しい食の概念の感じ方を知れた。と言った驚きと喜びの声に溢れていました。

美しい自然や、生きものたち。
失われていってしまうものが多い現代で、50年後に残したいものを残す。
そのために私たち一人ひとりはどの様にあるべきなのかを考えさせられました。

本当に素晴らしい会でした。
一緒に登壇して頂いた、井上さん、加藤さん、改めてありがとうございました。

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