Coen.mg/ 5月 14, 2025/ マダガスカル日記2025/ 0 comments
2025/2/21
協同組合の出資で建てられた集落の倉庫兼集会場を見に行く予定が朝から雨。空はどんよりと暗い雲に覆われていてなかなか上がりそうにない。雨季でありサイクロンシーズンである2月。そもそもこれまでの2週間が天気に恵まれすぎていた。今日の視察は半ば諦めていたところ、昼前に雨が上がる。Tokyと話をして、3時くらいから予定通り現地に向かおうということになる。
雨でぬかるんだ道をバイクで行く。水たまりを走ると泥水が激しく飛ぶ。靴じゃなくて長靴でくるべきだった。。。山道のような道を1時間強走ったところで道沿いの小さな集落にある青緑色と白が明るい建物の前でバイクを止める。ここが目指す倉庫兼集会場。手前に集会場でその奥が作物の一時保管庫になっていた。グリーンバニラやクローブ、シナモンをここに集め、集荷を待つのに使うらしい。
近くにいた村民にインタビュー。
Olivieは、笑顔で答えてくれた。彼が英語で”My name is Jona Olivie”と自己紹介すると、周りから冷やかすような笑い声が上がる(笑)
協同組合は売上の一部をこのような地域のためのインフラ整備に使っている。私たちが支払うお金の一部はそのような用途に使われることが約束されている(フェアトレードのプレミアムといわれている)。
その協同組合のインフラ整備の手がこんな人里離れた集落にまで伸びていることに驚く。Fanohanaには500近い組合員がいて農園の分布は広範囲に及ぶ。そのため、広い範囲から地域のニーズを汲み取ることができる。また、組合員の要望を受け、総会でそれが決議される流れはとても民主的だと感じる。協同組合の収益が広い範囲に分配される素晴らしい仕組みが構築されていることに感銘を受ける。そして、この仕組みを維持するためにも、彼らからもっとたくさんのバニラを買えるようにしなければと思う。
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