はじめの一歩

Coen.mg/ 5月 21, 2025/ Newsletter/ 0 comments

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5月に入り、スーパーに並ぶ苺の価格が下がってきました。ジャム用の小粒の苺も目にします。今年はすでに2回、苺ジャムを作りました。バニラをたっぷり入れて。できたジャムは、トーストやヨーグルトにかけて楽しんでいます。もちろん、バニラシロップと一緒に。

さて、この1ヶ月はイベントへの参加が続きました。4月29日は千葉県鴨川市の私設公園”Soil to Soul Park“で開催された「re祭くる」。5月3日、4日、5日はこれまた千葉県ですが、木更津のKURKKU FIELDSのゴールデンウィークイベント。そして先日5月16日、17日は東京大手町で開催された”Future Beer Garden“。僕たちは、いつものようにバニラを使った商品を販売したのですが、愛媛県松野町の番茶を使ったバニラ番茶や、千葉県の黒文字を使った黒文字とバニラのフィナンシェ、徳島県上勝町の柚香を使った柚香とバニラのフィナンシェなど、これまでにない、里山とアグロフォレストリーバニラのコラボ商品を並べることができました。また、子どもたちにマダガスカルに興味をもってもらえるように、自作の紙芝居にも挑戦しました。

いずれも、たくさんの人が集まって賑やかなイベントになったのですが、特に面白いと思ったのが都市(東京)に住む人と地方に住む人の交流です。千葉のイベントには、ゴールデンウィークということもあって東京からたくさんの人が訪れました。天気にも恵まれたので、子供も大人も田舎の自然を大いに楽しんだのではないかと思います。大手町のイベントでは、地方で活躍する人たちが東京のど真ん中の高層ビルジャングルに集まりました。華金の夜、仕事帰りの人たちがクラフトビールやジビエ料理などを楽しんでいました。イベントを通して多くの都会の人々が田舎やそこで活動する人たちの魅力を感じたはずです。

都市と地方の交流は、これからますます大切になってくるだろうと思います。先日、企業の人たちの集まりで「2050年の食」を考える機会がありました。2050年といえば25年後。私たちはどのような食事をしていると皆さんは想像しますか? 逆に25年前といえば2000年ですから、25年ではあまり変わらないような気もしますが、昨今の食材の価格上昇を考えると何か大きく変わっているような気もします。このワークショップの中で、「私たちが子供の頃は、その辺に生えてる植物や実を食べたりしていたけど、最近の子供達はそんな経験をしてないような気がする」という話が出ました。自然と関わる機会が減って、食べるものは自然から生まれているという根本的なことを感じる機会がなくなってきている。その感覚なしに、将来の食をしっかりと考えることができるのだろうか? という漠然とした危機感でした。そこから話が展開し、2050年の理想的な食に向けたはじめの一歩として、まずはこの週末に田舎に行こう! というのがワークショップでの結論の一つになりました。ありきたりかもしれませんが、意識するのとしないのとでは行動が変わってくるかもしれません。鴨川や木更津、上勝に限らず、日本には魅力的な田舎がまだまだ無数にあります。いい季節ですので、この週末はどこかにお出かけしませんか?

2025年5月21日
合同会社Co•En Corporation
代表 武末克久

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