ゼロウェイスト

Coen.mg/ 4月 22, 2025/ Newsletter/ 0 comments

Connect & Enjoy #042

長女が小学校に入学しました。今年は東京では、桜が咲く入学式になりました。朝、桜の花びらが散る歩道をランドセルを背負って登校する子どもたち姿を、ベランダから見送っています。知っている子に「おはよう!」と声をかけたりしながら、目の前を小学校に向かって通り過ぎる子どもたちを眺めていると微笑ましい気持ちになります。これまでも同じような景色を見ていたでしょうが、この春はちょっと眩しく見えます。

さて今回は、ゴミの話。人間はいつからゴミとそうでないものとを区別するようになったのでしょうか? 日本においては、明治以降に都市化とともに「ごみ」という言葉が一般に浸透してきたともいわれています。そうだとすると意外と最近ですね。今では私たちは、当たり前のようにゴミを出してちょっと分別して捨てるということを日常としてやっています。ゴミが発生するということについて何ら疑問を持たず過ごしている人がほとんどでしょう。でも、ゴミって一体なんだろうと少し考えてみると、ん? ちょっと不思議な感じがしませんか。

そもそもゴミを出している生きものは地球上でヒトだけです。ゴミは一般的には不要なものとか使い終わったもの、場合によっては汚いものとされますが、見方を変えると、自然の循環の輪から外れてしまってどこかにどんどん溜まっていくものだともいえます。家から出るゴミを見ると、プラスチック、紙、瓶、缶などたくさんの人工物がありまし、本来自然にかえるであろう野菜や果物の皮や切れ端もゴミとして捨てています。そして、自分たちのうん○さえも汚物として下水に流しています。こうすることは私たちが健康で快適に暮らすためには必然ですが、かなり非自然な生き方をしているわけです。ゴミをゼロにするということは、私たちの生活を自然の循環の輪の中に戻すということですから、これはかなり難しいことだと思います。さてそれをどう実現させていくか。

そんなことを考えても仕方ないというくらい途方もない問題ですが、多くの人がこれに関心を持ち意識して生活することは、社会をその方向に変えていくためにとても大切なことだと思います。そのきっかけをつくろうとする面白いイベントが東京の大手町で開催されるので紹介します。日本で他の自治体に先駆けて「ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)宣言」を行いその取り組みが世界から注目される徳島県上勝町が主催する「Future Beer Garden 2025」。”Future”には、大人だけではなく子供も楽しめるという意図が込められていて、会場では上勝町の活動紹介とともに、美味しい食事や飲み物、特産品が販売される他、家族で楽しめるワークショップやトークセッションが開催されるそうです。Co•En Coporationもこれに出店します。

まずは心とお腹を満たして、難しいことはそれから考えましょうか。

上勝町にあるRise & Win Kamikatzの照明。空き瓶が美しく光る

2025年4月22日
合同会社Co•En Corporation
代表 武末克久

Share this Post

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*
*

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.