2月末〜3月頭にかけてボルネオに行ってきました。ボルネオはマレーシア、インドネシア、ブルネイの国境線が接する東南アジアの大きな島です。世界でも類を見ないほどの多くの種の生きものが生息している島として知られています。代表的な種として、オランウータンやボルネオゾウなどがいます。冒頭の写真のラフレシアもその一つです。世界一大きな花といわれています。一方で、木材のため、それからオイルパームのプランテーションを造成するために、この半世紀で広大な熱帯林が切り開かれてきたことで話題にあがる島でもあります。
今回マダガスカルではなくボルネオに行った理由は、かの地のアグロフォレストリーやそこで採れるイリッペという木の実から搾油されるイリッペバターの生産現場を見るためでした。
成田から直行便でマレーシアのコタキナバルに飛びました。6時間。近い!! コタキナバルで飛行機を乗り換えてサラワク州のクチンに移動。そこからは陸路で国境を越えてインドネシアに入り、目的地の西カリマンタンに向かいました。道路から見える景色にはオイルパームのプランテーションが広がっていましたが、ところどころドリアンやフタバガキなどの背の高い熱帯の木々も見えました。道路はきれい!! ついついマダガスカルと比べてしまいます。というのも、雰囲気がすごくよく似ているのです。そんなこともあって人と話すときに思わずマダガスカル語が出てしまうことも多かったんです。