Coen.mg/ 8月 20, 2024/ Newsletter/ 0 comments
Connect & Enjoy #034
「さてここで問題です。冒頭の写真、何かが隠れています。それはいったい何でしょうか!?」(音楽)
こんな感じで途中にクイズをいくつかはさみながら、バニラが育つアグロフォレストリーの農園や野生動物が生息する自然保護区をバーチャル案内しました。先日、大阪の「生きてる博物館 ニフレル」で、《WAO!ワオキツネザルウィーク》の一環として開催された「マダガスカルトークライブ&ワオキツネザル観察ツアー」で、話をする機会をいただきました。マダガスカルへのバーチャルツアーの後は、アグロフォレストリーバニラのアイスクリームを食べたり、ニフレルで飼育されているワオキツネザルたちに触れる企画もありました。とても嬉しいことに、アンケートでは参加いただいた方全員から「とても良かった」との評価をいただきました。全員からですよ! また、印象に残ったこととして「マダガスカルの景色」「マダガスカルに暮らす人々の明るさやたくましさ」「バニラ農園の様子」といった感想も多く、キツネザルやカメレオンなどの珍しい動物たちだけではなく、マダガスカルという国や人々、暮らし、アグロフォレストリーにも強い関心を持っていただけてとても喜んでいます。
今月は忙しくて、ニフレルで話をした2日前には、日本福祉大学国際社会開発研究科の「アフリカ地域開発研究」の授業で私たちの事業のことを話しました。後半はサプライヤーの一つである協同組合とZoomを繋ぎインタビューも行いました。ちょうどバニラの加工が始まったところで、画面越しに天日干しされているバニラを見ることができました。僕の話や協同組合へのインタビューではたくさんの質問や意見が出ました。受講生の皆さんにとっては、なかなか訪問することができないマダガスカルの協同組合とバーチャルの形ではありますが意見交換をすることができて、またバニラの加工の様子をライブで見ることができて貴重な体験になったと思います。同時に協同組合にとっても刺激的な時間だったと思います。
立て続けのイベントがうまくいってホッとしているところですが、心がけているのは、まずは聞いてくれている人たちをマダガスカルに連れていくこと。ニフレルでのイベントはそもそもがマダガスカルに行くことが目的なので当然なのですが、大学の授業でもそうするようにしています。はじめにマダガスカルのことを知ってもらって、ときにはクイズをはさんで楽しんでもらいます。アイスブレークにもなります。その上で本題の話をする。もしかしたら2/3くらいはマダガスカルの話をしているかもしれません。でもむしろそれでいいと思っています。現場のリアリティに基づいて話をすることで、サステナビリティやSDGsのボヤッとしたイメージをグッと鮮明にしたい、そして頭で理解するだけではなくて心で感じて欲しいと考えてのことです。これらの2つのイベントで、マダガスカルと日本を繋ぐことができたと感じました。今回のような一つひとつの機会は点でしかありませんが、この点をもっともっと増やしていきたいと思います。そうすることで、より多くの人に、マダガスカルのこと、アグロフォレストリーのこと、バニラのこと、バニラを生産している人たちのこと、そういったことに心を寄せてもらえたら嬉しいし、口にする食べもののその先に広がる世界や人たちに関心を持つ人が増えたらいいなと思います。そして、そういう食事の価値が広く認められるようになればと思います。ただこういったことは、僕たちだけでできることではありません。このような機会をもっとたくさんの方からいただきたいですし、イベントなど一緒にできたらいいなと思います。ご興味ある方はご連絡ください!
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