中学校をマダガスカルジャック

kurumiru/ 2月 6, 2023/ イベント/ 0 comments

今回お邪魔したのはとある中学校の3年生。

まずは午前中に、5クラスある3年生の各教室で、1時間ずつマダガスカルとアグロフォレストリーを紹介しました。そして、お昼を挟んだ5時間目に、すべての教室とマダガスカルとをオンラインで繋いでバーチャルツアーを行うというなんともマダガスカル尽くしな1日!

午前中のクラスごとの時間では、飛行機やトラックの窓から見た現地の映像を交えながら、マダガスカルを一緒に巡るかたちでマダガスカルの様子を紹介しました。

 

道端に露店や高床式の建物が並んでいたり、道路の地面や屋根の上に洗濯物が干されていたり、日本とは違う街の様子に驚きの声も。

事前に調べ学習もしていてくれていたようで、遠い国マダガスカルに皆さん興味津々でした。

首都のアンタナナリブから東海岸に移動して、いよいよバニラの農園に到着。

農園では、現地パートナーのアドルフがアグロフォレストリーについて説明する動画を見ました。

アグロフォレストリーの中で育つ植物などを見ていくクイズでは、バナナやパイナップルなどの普段目にする食べ物がこんな風に育っているんだということに驚き。

コーヒーや胡椒など、馴染みのある食材が実る様子を初めてみるという人もいました。

 

授業の後半ではグループワークを行い、「マダガスカルで頑張る人たちを応援するために、Co・En Corporation はもっとこうしたらいい!!」というアイディアを募りました。

ここで驚いたのは、生徒の皆さんの思考力とグループディスカッション力でした。

グループごとにさまざまな角度から素敵なアイディアがたくさん挙がりました!

「マダガスカル!」のネタで有名な芸人のゴージャスと友達になるといったユニークなアイディアから、クラウドファンディングなど本格的なものまで。

いいアイディアは即採用! と生徒の皆さんと約束したので、その約束を守る意思表示のためにもここでいくつか紹介したいと思います。

・マダガスカルに土地を買って植林をする

・クラウドファンデイングをする

クラウドファンディングのワードが意外にも多かったです。

植林。採用です! 将来的にマダガスカルに土地を買って、自分たちでアグロオフォレストリーをつくりたいと思っています。

・商品化の幅を広げる

・他の会社との共同開発

こちらとてもいいアイディアですよね。今、Co・En Corporation では色々な方とコラボして、新しい商品作りに取り組んでいます。近く2月中にはお披露目できるかも!? ぜひお楽しみに!

協力してくれる人を増やす

これも採用です! まだまだ小さい会社なので、Co・En Corporation を応援してくれる人、ファンを増やしていけたらいいなと思っています。

・他の国にも進出する

これも少しずつ動き出しています。アグロフォレストリーはマダガスカルだけでなく主に熱帯の、世界中に存在します。マダガスカルの次はどの国になるのか・・・!?

・マダガスカル体験ツアーをする

これも複数のグループから出ました。採用です! マダガスカルには行かないとわからない魅力がたくさんあります。それを皆さんに少しでも味わってもらえるように、ツアーができたら楽しそうですよね!

・講演会

Co・En Corporation の活動は、バニラを販売するだけではなくて、その背景にあるストーリーを知ってもらうことが大事だと考えています。これからも様々なところで伝えていきたいと思っています。

・バニラ以外のものも売る

アグロフォレストリーにはバニラ以外にもクローブや胡椒などの香辛料や多種多様なフルーツが育っています。昨年は、マダガスカルのアグロフォレストリーで育ったバニラと5種類の香辛料を詰め込んだスパイスシロップmitosayaさんと共同で作りました。バニラだけでなく、段々とそういった商品も扱っていきたいです。

・農園の作り方を知らない人に教える

これはアグロフォレストリーを広げるにはどうしたら良いのかという視点だと思います。現地では、アグロフォレストリーのやり方をどうやって教えるのか、一緒にアグロフォレストリーを広げる仲間たちを増やすためにどうしたらいいのかが課題になっています。

・SNS(Instagram、Twitter、TikTok、YouTube)を上手く使う

一番多くのグループから出た意見がこれでした。やはり今の時代SNSが強いのだなと実感しました。採用です! 私たちもYouTubeを本格的に始める予定ですので、ぜひチャンネル登録お願いします!

などなど・・・その他にもたくさんのアイディアが挙がりました!

マダガスカルや私たちの事業の説明をしたのは40分間。その後の5分という限られた時間でこれだけたくさんのアイディアが出てきたことに驚きでしたし、とても嬉しかったです。

考えてくれたみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

授業の終わりには、マダガスカルの生き物たちをイラストにした素敵なステッカーをプレゼント! 授業に合流してくれたデザイナーからの粋なプレゼントにみんな大喜びでした。

かわいい〜! と口々にステッカーを選ぶ生徒たち。カメレオンとワオキツネザルが特に人気でした。

お昼は懐かしい給食。

美味しかった〜 

この歳になって給食が食べられるとは思っていなかったので、なんだかとても嬉しい気持ちになりました。

給食を挟んで5時間目はマダガスカルと日本を繋いでオンラインバーチャルツアーを開催!

マダガスカルの街の様子を現地ツアー会社のHanorah Travelに案内してもらいました。Hanorah Travelは一緒にバーチャルツアーを開催したりするパートナー企業です。

マダガスカルの街を散策。

生徒たちからは英語で質問があったりと、マダガスカルと日本が繋がった瞬間でした。

もうひと方、現地で活躍するAMPIANAの吉田さんと繋ぎました。

ANPIANAは、現地の女性を雇用してラフィアヤシの繊維でおしゃれなバッグなどを作っています。

バックを編む技術者の半数ほどが耳が聞こえない方だそうで、画面越しにマダガスカル語と手話とで話をしている様子が見られました。

マダガスカルで事業をすることの大変さを感じながらも、マダガスカルの素晴らしい文化をもっと日本に伝えたいと奮闘する姿は素敵でした。

さらになんと、授業の最後にはサプライズで地元のイタリア料理屋さんが、アグロフォレストリバニラを使って作ったシュークリームが配られました! 生徒全員分の150個を作ってくださったんです。ご好意に感謝です。

バニラをたっぷり使ったカスタードシュークリームに、教室では美味しい〜! と感激の声が。

実はこのシュークリームを作ったのは生徒の親御さん。

〇〇のお母さんすご!!感謝だね。という声も。

今回授業を受けてくれた中学3年生の皆さんは、コロナの影響で修学旅行に行けなかったのだそうです。だから、この日教室からマダガスカルに行ったことが、少しでも楽しい思い出になってくれていたら嬉しく思います。

授業中も積極的に発言をしてくれたり、たくさん質問もしてくれた生徒の皆さんの素直さと素敵さに、心があったまる楽しい1日でした。

素敵な機会をありがとうございました!

嬉しいことに、今回の中学校をはじめ大学や大学院などからも講演の依頼を受けるようになりました。

講演は、SDGsやサステナビリティについて深く考えていただくことを目的としていますが、マダガスカルで撮影した街や人の暮らし、アグロフォレストリーの写真や動画を見せたり、現地とオンラインで繋いだりして、臨場感のあるワクワクするものにしています。

私たちの取り組みを通して、SDGsや持続可能な社会について考える機会を若い人たちに持っていただけることは、私たちにとってこの上ない喜びです。

これからはもっと、こういった機会を増やしていきたいと思っています。ご興味ある方は、ぜひお問合せください。

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