「え、初めましてでしたっけ??」ということ、最近多くないですか?
コロナの影響でこの3年ほど実際に会って会議をする機会がほとんどなくなり、オンラインで画面越しには何度も話をしているものの、実際に会うのは初めてで、お互いに「初めまして(笑)」と言いながら名刺交換をする。そんな場面です。
この数ヶ月で随分と状況が変わってきたなと感じます。ようやくコロナから解放されて人が動き出しました。思えば8月末にマダガスカルに行ったときはまだ海外からの入国にも制限がありましたし、海外に行くにもPCR検査での陰性証明を求められるなど動きにくかったのが、今ではそのような制限もだいぶん緩和されました。まだ以前と同様とはいいませんが、社会の雰囲気が解放的になってきたのを感じます。
Co•En Corporationは、9月はSUSTABLEで登壇、11月にはマダガスカル報告会を開催しました。いずれも、オンラインだけではなく会場に人が集まってのイベントでした。そこで決まって耳にしたのが、「やっぱりこうやって会って話ができるのはオンラインとは全然違いますよね! すごくいい!」という言葉です。会場だと伝わる情報量が圧倒的に多いですものね。オンラインではその場の香りを届けることはできないし、視野や音も限られてしまいます。何よりも、会話を通しての情報のやり取りが圧倒的に制限されてしまいます。会場に集えば、今なら、「あー、○○さんですか! 画面越しではいつも拝見していましたがようやく会えましたね!!」という喜びももれなくついてきます。
もちろん、オンラインだと遠方の人にも参加いただけるのでより多くの人に集まっていただけますし、参加するために移動する必要がないので効率的ではあります。マダガスカルともオンラインで繋いでバーチャルツアーを開催できるのですからすごいです。だから、オンラインのミーティングやイベントがなくなるとは思わないしこれからも重宝されると思います。でも、対面で話した方が気持ちが伝わりやすいし、だから次の展開につながりやすいと思います。やっぱり人間は、少し面倒に感じたとしても人と会うことがとても大切なんだと感じます。
私たちは、人と人とのつながりを通して活気をあげることを活動の中心に置いています。そんなCo•En Corporationにとって、人と人が会えない環境というのはどうもやりにくい。8月には2年半ぶりにマダガスカルに渡航して生産者たちとの再会を喜んだのですが、いよいよコロナも明けてきて、これから日本や世界の各地でアグロフォレストリーする人たちを訪ねて関係性をつくっていきたいと思っています。