バオバブ街道、一日の始まり

Coen.mg/ 2月 7, 2025/ 今月の一枚, 風景/ 0 comments

今月の一枚

マダガスカルでもっとも有名な観光地といえば、バオバブ街道がまずは挙がるだろうと思います。マダガスカルには、キツネザルやアイアイ、カメレオンをはじめこの島国でしか目にすることができない珍しい動植物が多く生息しますが、その中でもバオバブはその威容で多くの人を惹きつけてやみません。

初めてここを訪れたとき、車の窓から遠くにそびえるバオバブの大木を見て興奮しました。風景の中に突如として現れるその姿はまさに異様です。マダガスカルに行くことがあればぜひ訪れていただきたい場所です。

マダガスカルには、西部の乾燥した地域を中心に8種類のバオバブが生息しているといわれています。幹はスポンジのような形状をしていてたくさんの水を蓄えています。高く伸びた幹の先に葉や花をつけます。バオバブの実は栄養価が高いとされ、パウダーを溶かしてジュースにしたりして食されます。

マダガスカルではバオバブの高齢化が進行し、消滅の危機もはらんでいるとのこと。焼畑によって幼木が育たない、果実が食用などに多く利用されることなどから次世代の木が育っていないのだそうです(参照:「マダガスカルを知るための62章」明石書店、2013)。

観光地で有名なバオバブの森もまた、自然と人との共生の難しさを抱えています。

まさに空に向かってまっすぐに聳り立つ大木たちの威容は圧巻です。多くの観光客が訪れる、マダガスカルでもっとも有名な観光地ですが、地元の人たちの生活の道でもあります。早朝、日の出前の一枚
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