Coen.mg/ 10月 16, 2025/ お知らせ, イベント/ 0 comments
光栄なことに、万博のマダガスカルナショナルデーに、博覧会協会及びマダガスカルから招待を受けました。日頃の活動がこういうかたちで評価された! と、とても喜んで意気揚々と大阪入りしました…
ところが、9月30日(火)に予定されていたマダガスカルナショナルデーの各イベントは中止。「緊急事態だから仕方ない。せめてパビリオンの展示だけでも盛り上げよう」と頑張った結果、Commons館でトークショーの機会を得たことは、前回の投稿でお伝えしました。
その後、10月2日(木)に、ナショナルデーのイベントを10月7日(火)に延期して行うことが急遽決定されました。イベントとは、具体的には、国の文化などを紹介するナショナルデーの式典と、お世話になった方々を招待しての返礼のレセプションです。これを受けて、パビリオン館長のヌメナ(Nomena)さんから、レセプション用にバニラを紹介する映像を作って欲しいとお願いされたのが10月5日(日)。慌ててこしらえた動画が、レセプションだけではなくて式典でも上映されることになったのが、10月6日(月)の18時…
とにかく、バタバタとことが進み、たくさんの人の前でAgroforestry Vanillaの文字を映し出し、アグロフォレストリーでバニラを栽培する生産者やそれを加工する人たちの姿を披露することができました。マダガスカルのバニラは世界最高品質といわれますが、それを支えているのは生産者です。彼らなしにバニラの甘い香りはありません。彼らのことをもっと知って欲しいとの願いを込めて作った動画です。この想いを汲み取った人がどのくらいいたかは定かではありませんが、やってやったぞ! という充実感に満たされました。
式典でのヌメナさんのスピーチも素晴らしくて、僕は思わず涙を流してしまいました。彼はスピーチの中で、「バニラはマダガスカルでバニラを栽培する家庭の女の子と、バニラを使った美味しいお菓子を食べる日本の女の子をつなぐ宝物だ」ということを話しました。バニラはマダガスカルが世界に誇る産品ですが、その素晴らしさを誇示するのではなく、マダガスカルと日本をつなぐ宝物に見立てたところが良かった。
そして、マダガスカルからプロの演奏家を招聘できない中、日本にいるマダガスカル関係者が集まり、伝統楽器や歌、踊りを披露しました。これもとても素晴らしかったんです。
ナショナルデー終了後、博覧会協会の方や関係者の方々からは「マダガスカルと日本との交流の賜物として行われた今回の式典は、万博の趣旨を体現したとても素晴らしいものでした。感動しました。」との感想が送られてきました。どうなることやらと心配が大きかっただけに、イベントが成功裡に終わって本当に嬉しかったし、私たちもこれに少しばかり貢献できたことに大きな満足感を持って、ライトアップされた大屋根リングのその上に登った大きな満月を眺めながら会場を後にしました。とさ。
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