“大学を卒業して父を手伝いたい”

Houssen/ホウセン

農園主の父に代わり、大学に通う彼女が農園を案内してくれました。ホウセンの家は2haの畑でバニラ、ライチ、クローブ、コーヒーを栽培しています。ちょうどバニラの花が開花する時期で、農園では親戚の若者2人が黙々と受粉の作業をこなしていました。

協同組合に加入して良かったことは?

“仲介業者がいないので、比較的高価で作物を買い取ってもらえること。”

課題についても話してくれました。

“農業をする上で、道具が足りていない。ナイフとかレインコートなどがもっとあると嬉しい。作物を運ぶための車も欲しい。今は、農園から幹線道路まで担いで運んでいるから大変なの。”

稼いだお金は何に使いたいですか?

“教育や健康に使いたい。学校に行くにはお金がかかるから、弟や妹のためにももっと稼げるようになりたい。”

最後に、胸に抱く思いを語ってくれました。

“今、大学で会計の勉強をしているけど、卒業したら父親の農業を手伝いたい。この場所が好きだし、農業が好き。小さい頃からお父さんやお母さんが農業のことを教えてくれたから。私にとって、農業はレジャーみたいに楽しいものなのよ。私が手伝って、もっと改善して、もっと成功したい。”