東西、建築様式の違い〜西編〜
以前の記事(「マダガスカルの気候」)で紹介したように、マダガスカルの気候は場所によって大きく異なります。東側は温暖湿潤な熱帯性気候で、西側は乾燥が強いサバナ気候。気候の違いによって、住居の建築様式も大きく異なります。
比較的乾燥している西側は、土壁の家が多いです。アンタナナリボから西海岸のムルンダバに向かう途中では、サカラバ族の集落を多く目にしますが、そこには土と藁のようなもので作られたシンプルな建物が並びます。入口や住居自体が地面から高くしてあるということはなかったので、雨は降っても水が流れるほどの量ではないのでしょう。