農作業を終えて

Coen.mg/ 6月 18, 2025/ 今月の一枚/ 0 comments

マダガスカルの主食は米。ゆえに、水田が広がる田園風景をよく目にします。アグロフォレストリーの農園を視察に丘陵地を歩くと日本の中山間地によく似た美しい景色に出会います。このような場所では棚田が整備されているところも多く、その美しさに目を奪われることも。

マダガスカルの食事は米が中心です。3食米を食べるのが一般的です。一人当たりの年間消費量は120kgほどで日本人の2倍食べているといわれています。世界トップクラスです。食堂で食事をすると、どうやってこれ食べるの?? というくらいの山盛りのご飯が出てきます。朝食にvary sosoaと呼ばれるお粥を食べることも多いです。お店によりますが、出汁が効いていてとても美味しいです。

中央高地を中心に稲作は盛んに行われていますが、生産量が追いつかず輸入にも頼っています。マダガスカルの人口増加率は2.5〜3%と高く、増える人口を養うために米の収穫量の増大が喫緊の課題といえます。日本はJICAのプロジェクトでマダガスカルの稲作を長年支援しています。

さて、写真の彼は農作業を終えて帰宅の途についているところでしょうか。手には鉈(なた)が見えます。農民の農具といえば鉈。これだけで様々な作業をこなします。肩には大きな籠を竹の両端にかけて運んでいます。この姿はマダガスカルではよく目にします。こんなに重い荷物をよく運べるものだと感心します。

息を呑むほど美しい棚田を目にすることも
お店で食べる際の典型的な例。ご飯とおかずとスープ。
少ないおかずでたくさんのご飯を食べる食べる!
マダガスカルのお粥。肉団子がついてくることが多い
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