ただただ美味しい、のその先に広がるストーリー

coen.mg/ 2月 18, 2022/ Newsletter/ 0 comments

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タイトルは、僕が尊敬する方の言葉からの抜粋です。全文は、
 

「ただただ美味しい、のその先に広がるストーリーと、繋がっている原材料の生産者たちの背景に少しだけ興味を惹きつけられたら良いなという想いを込めて」
 

その方が、自身が手がけるプロジェクト“FARMER⇄YOU”を紹介するときに使った言葉です。今回はこのプロジェクトについて書いてみたいと思います。

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2021年夏、FARMER⇄YOUプロジェクトの最初のキャンペーンが開催されました。このキャンペーンは、クラフトアイスクリームメーカー「HANDELS VÄGEN(ハンデルスベーゲン)」が作るバニラアイスクリームを一つ星レストラン「シンシア」監修のザクザクのシュー生地で包んだ、究極のシューアイスを看板に、森のような農園=アグロフォレストリーや生産者と繋がることの大切さを伝えるもので、東京渋谷を皮切りに、名古屋→大阪→福岡と展開されました。

このキャンペーン、HanakoOzmallなどに大きく取り上げられるなど数多くのメディアで紹介されました。SNSでも大きな反響があり、大成功だったと聞いています。また、嬉しいことに、社内での関心も高く、話題に上がることも多かったとか。

 

このキャンペーンの凄さは、高い商品力をベースに美味しさやかっこよさを前面に出して多くの人を惹きつけつつ、キャンペーンの意義をさりげなくでもしっかりとお客さんや社会に届けることができたところだと思います。

 

キャンペーンは、「究極のシューアイス」を謳い文句に打ち出されました。シューアイスの美味しさに異議を唱える人は少なかったと思います。本当に美味しかった。Hanakoのスイーツ大賞にも選ばれています。そしてキャンペーンの中心地である渋谷地下街のカフェ「Puffz」では、アグロフォレストリーとバニラ生産者を写した特大の写真がデカデカと展示されました。それは風景として洗練された渋谷の地下街に溶け込んでいました。圧巻のディスプレイでした。

一方でキャンペーンは、SDGsやサステナビリティ、環境保全、社会貢献などの要素をもちながらも、これらの言葉はあえて使われませんでした。店舗に展示された巨大な写真や、店内にさりげなく置かれたポスターやリーフレットを通して、伝えたいメッセージが自然なかたちでお客さんに届けられていました。

 

商品力と社会的メッセージ性の両者の相乗効果を上手に生み出した好例だといえます。

 

とまあ、勝手にごちゃごちゃと解釈してみましたが、少なくとも最近のSDGs等への関心の高まりを強く実感させるプロジェクトでした。時代は変わったなーと思います。アグロフォレストリーや生産者と繋がることが商品を選んでもらう理由になるのですから。

いずれにしもて、こんな素敵なプロジェクトにCo•En Corporationが貢献できていることをとても嬉しく思いますし、もっとたくさんのお客さん(つまりアグロフォレストリバニラを使ってくださっている企業やシェフ、パティシエの方々)の商品や取り組みを裏表から支える存在になりたいと思います。

 

さて、このFARMER⇄YOUプロジェクト、昨年夏の究極のシューアイスに続き、第2弾としてこの2月からバニラビールのキャンペーンを展開中です。葉っぱビジネスとゼロウェイストで有名な徳島県上勝町のブリュワリー「KAMIKATZ」とのコラボレーションから生まれた、ビールとビールの搾りかすを使ったクッキー。これまた、もの凄い商品です。 バニラビールを飲みながら、ただただ美味しい、のその先に広がる世界を楽しみませんか?

2022年2月18日
合同会社Co•En Corporation
代表 武末克久

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